メディアリリース2004 Media Release

熊本日日新聞 2007.11.09

ハイ!こちら編集局=頑張るルネサンス、最終戦の応援ぜひ サッカーなでしこリー

熊本日日新聞 2007.11.09 夕刊 

Jリーグ入りを懸けたロッソ熊本、盛り上がってますね。女子サッカーリーグ二部のルネサンス熊本も頑張っています。十一日午後一時から熊本市の県民総合運動公園で首位の東京電力マリーゼとホーム最終戦があります。入場無料です。ぜひ会場に足を運んでください。試合を見てもらえば感動してファンになると思いますよ。彼女たちは仕事をしながらサッカーに打ち込んでいます。
中三の娘も下部チームに所属しています。女子がサッカーを楽しめるようになるためにも、ロッソのように県民チームとして盛り上げていってほしいと思います。=熊本市、主婦、46

熊本日日新聞社

毎日新聞 2005.06.07

遊楽くらぶ:女子サッカー ルネサンス熊本FC /熊本
毎日新聞 2005.06.07

◇目標は「L1昇格」--ルネサンス熊本FC=熊本市

Jリーグ昇格を目指し、ロッソ熊本が九州リーグで活躍しているが、女子サッカーではすでに日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)で戦っているチームが熊本にある。ルネサンス熊本FCだ。
98年に創立、00年にL・リーグに昇格。現在、JリーグのJ2に相当するL2で奮戦中だ。
仕事をしながら、あるいは学校に通いながら、週5日の練習に集まる選手たち。昼は仕事、夜は練習の毎日だが「もう慣れました」とキャプテンの安部友美さん(27)。チームの練習が休みでも自主練習は欠かさない。

東北や関東方面出身の選手も多い。サッカーをするために、熊本に来た選手たち。安部さんも出身は宮城県だ。「彼女たちは、本当に好きでサッカーをしている。サッカーにかける情熱はすごい」と山形秀晴監督(53)。

チームの目標は「L1昇格」だ。昇格には、L2での優勝が必要。ルネサンス熊本は現在1勝2分4敗で7チーム中5位。「決定力不足が今の課題。勝てそうで勝てないゲームが多い」トップチーム21人に加え、小学生や中高生を中心としたジュニアチーム、サテライトチームに約40人の選手が所属している。「2、3年後には、もっと力が安定してくるはず。将来が楽しみ」と山形監督。「試合も見に来てほしいけれど、自分でやるのが一番楽しいはず。やりたい人はどんどん来てほしい」
問い合わせは、ルネサンス熊本事務局(096・370・3020)。

毎日新聞社

熊本日日新聞 2004.07.05

喜び爆発 ルネサンス熊本 2004日本女子サッカーリーグ 待ちに待った白星敗因
一つ一つ修正「意味があった」
熊本日日新聞 2004.07.05 朝刊 

女子サッカーLリーグ
女子サッカーの国内リーグ・Lリーグで五十二連敗中だった二部のルネサンス熊本FCが四日、熊本市の水前寺競技場で行われた今季四試合目で悲願の初勝利を挙げた。ひたむきにボールを追い続けた選手たちは、試合終了のホイッスルと同時に抱き合い、涙を流した。スタンドのサポーターも、足掛け五年の待ちに待った勝利に喜びを爆発させた。

ルネサンスは、二〇〇〇(平成十二)年に同リーグ参戦。しかし、他チームとの力の差は歴然。昨シーズン終了時点で二引き分けを挟む四十九連敗。10点差以上をつけられて負ける試合も一度や二度ではなかった。今シーズンも開幕から三連敗。開幕戦後、スポーツ紙には連敗中の競走馬「ハルウララ」にたとえて「L2にウララ 熊本50連敗」という記事も出た。
しかし、連敗にもくじけずプレーする選手たちの姿に、少しずつ人気も上がってきた。昨年まで五十人ほどだった観客も、今シーズンは二百人ほどに増え、選手を感激させた。二十歳のフォワード林田美由紀選手の加入で得点力も増し、昨年十三チーム中十二位のジェフユナイテッド市原レディースとの対戦は、チームも初勝利のチャンスとみていた。

前半、佐藤恵利子選手(25)が相次いでゴールを挙げ、勝利の予感が高まる。前半途中から激しい雨が降る悪コンディションとなったが、選手たちの集中力が途切れることはなかった。
「本当に勝つかもしれない」という空気が漂った後半三十分、市原のフォワードに守備網を崩され、1点差。これまでルネサンスが大量失点を喫してきた“魔の時間帯”の失点に、スタンドは一瞬凍りついたが、直後にだめ押しの3点目を挙げ、逃げ切った。

宮城県出身の佐藤選手は、連敗を続けるチーム事情を知る母親から「そろそろ見切りをつけたらどうか」と伝えられていた。終了直後、実家に「お母さん、勝ったよ!」と感激の電話。
3点目を決めた奥村紗代選手(21)は、「自分自身に憤りを感じたこともあった。負ける原因を一つ一つ修正してきたから今日があると思う。この五年間は意味があった」と胸を張った。
(熊本総局・山口尚久)熊本日日新聞社

熊本日日新聞 2004.05.24

サッカーが好き・熊本の女子チーム(中)=受け皿少ない中学、高校部活 クラブが「意
欲」吸収 [連載] 女子サッカー
熊本日日新聞 2004.05.24 朝刊

熊本市御幸木部の千綿洋子さん(36)は、女子サッカー「ルネサンス熊本FC」の下部チームに参加している中学一年生と小学六年生の娘二人を練習場の飽田南小グラウンド(同市護藤町)まで送り届ける。練習は週三回、午後七時から。二人を車から降ろした後、自宅に戻り、家事を済ませて再び午後九時過ぎに迎えに行く。
「本当は学校の部活でサッカーをして、自分たちで帰ってきてもらえばいいんだけど」と思う千綿さん。「やる気があるようなので、できる限りのサポートはするつもりですが」と、照明の下でボールを追う娘たちを見守る。
女子サッカーの競技人口は少ない。昨年、小学生の熊日学童五輪に出場した女子は、学校やクラブチームなど十一(男子は二百五十五チーム)。県内の中学と高校で女子サッカー部があるのは、いずれもわずか二校だ。千綿さんの娘二人も学校ではサッカーができず、クラブチームに通う。

「小学六年生の時点では約百人がサッカーをしているが、中学校に入って続けるのは二割」。県サッカー協会理事で、九州女子サッカーリーグに参戦する「熊本ユナイテッドSCフローラ」(熊本市)の田辺信一監督は表情を曇らせる。背景には『男子に比べ指導者がいない』『女子の練習場がない』などの事情があるという。

「ユナイテッド」に今春入団した同市御領の中学一年生、福地理奈さん(13)は、中学校に新たに女子チームをつくろうとした。小学生の時、クラブチームで一緒にサッカーをした友人と部員を募ったが集まらない。男子チームに入ることも考えたが、着替えなどの問題があり断念。友人は水泳部に入部したという。
男子が中学、高校、大学など同世代で対戦するのに対し、女子は中学生以上はほぼ同じ扱い。今年九回目を迎える県女子サッカーリーグでは、中学校のチームと社会人主体のクラブチームが戦う。
高校生や大学生に交じって練習に参加した福地さんは、「同世代とはスピードが違うので大変」。だが、「これから力を付けたい」と好きなサッカーに熱が入る。
「親の送り迎えなど、女子がサッカーを続けていくには障害が多い」と、女子の競技人口が増えない状況を残念がる田辺監督。少子化が進み、中学・高校の女子チームを増やすのは難しい現状で、「サッカーを続けたいという意欲はクラブチームが吸収していくしかない」と思っている。

熊本日日新聞社

熊本日日新聞 2004.05.25

サッカーが好き・熊本の女子チーム(下)=49連敗中「ルネサンスFC」 次世代の育
成も視野 [連載] 女子サッカー
熊本日日新聞 2004.05.25 朝刊

「熊本の恥」「これだけ負けては、戦う意味がない」-。女子サッカーの国内トップリーグ「Lリーグ」で引き分け二試合を挟み四十九連敗中の「ルネサンス熊本FC」(熊本市)には、県内外のサッカー関係者から、時として厳しい批判が浴びせられてきた。
「一勝」の厚い壁になってきたのが試合時間だ。Lリーグは前後半四十五分。女子の国体予選は同三十五分、九州女子サッカーリーグも同四十分。Lリーグの経験がない選手にとっては未知の時間だった。
ゴールキーパーの野添七美さん(28)は、味方の守備網を破って次々と放たれる敵のシュートを浴び続けてきた。「前半の残り十分、後半の残り十五分。精神面と体力面で“切れて”しまい、大量失点につながった」。コーチを兼務し、選手管理なども任されている野添さんは無念さを隠さない。
熊本市城西小でサッカーを始め、九三年から実業団の強豪、大阪の「松下電器バンビーナ」(現在のスペランツァ高槻)に所属したが、腰のけがなどのため退団した。九八年に静岡県の実業団チーム「鈴与清水FC」に入団。九九年、Lリーグを撤退した鈴与から戦力外通告を受け同年、「ルネサンス」に加わった。野添さんは、「課題を修正できないまま時間が過ぎてしまったことが悔しい」と勝てないチームを振り返る。
連敗を続けながら「ルネサンス」が試合を続けられたのは、地場企業数社から入るスポンサー料で年間予算約一千万円を確保できたことが大きい。約五百万円が遠征費、リーグの運営分担金が百六十万円、残りは消耗品代などに消える。選手たちが遠征費を負担することはなく、リーグの同規模のクラブと比べれば、恵まれているという。
「国内トップレベルでサッカーをできる環境が準備されていることは、地元にとってもマイナスではないはず」。山形秀晴監督は、Lリーグから撤退するつもりはない。
「ルネサンス」は、サテライト(中学生以上)とジュニア(小学生以下)の下部の選手育成組織も整備している。今シーズンは、下部出身の二人をトップチームに登録した。「勝つことで子どもたちの目標になれれば、次の世代も入ってきてくれるはず。Lリーグでサッカーができることへの感謝は結果で返すしかない」と野添さんは勝利を誓う。

今シーズンのリーグ公式戦は十五試合。「ルネサンス」は六月十三日、埼玉県で開幕戦に臨む。
熊本日日新聞社

熊本日日新聞 2004.05.23

サッカーが好き・熊本の女子チーム(上)=アルバイトで生活苦しいが… 充実した
日々に満足 [連載] 女子サッカー

熊本日日新聞 2004.05.23 朝刊 

アテネ五輪出場で脚光を浴びる女子サッカー。だが、プロ契約を結んでいる選手は、ほんの一握り。多くの社会人選手はアルバイトなどで生計を立て、練習に打ち込んでいる。国内トップリーグ「Lリーグ」に参戦する熊本市のクラブチーム「ルネサンス熊本FC」も例外ではない。公式戦四十九連敗中ながらサッカーに情熱を燃やす「ルネサンス」の選手を通して、女子サッカーの現状を見た。(熊本総局・山口尚久) 

午後五時、熊本市内のパチンコ店でアルバイトを終えた「ルネサンス熊本FC」のディフェンダー、安部友美さん(26)はおにぎりをほおばり、午後七時二十分から同市飽田南小グラウンドで始まる練習にマイカーで駆けつける。
同チームの登録メンバーは二十人。五人が中・高校生、十五人が社会人で七人は県外出身。昨年から主将を務める安部さんも宮城県からやって来た。社会人選手は昼間、アルバイトなどしながら週三回の練習に参加する。
安部さんとミッドフィルダーで東京都出身の島田佳由子さん(25)は、静岡県の実業団チーム「鈴与清水FC」に所属していた。だが、一九九九(平成十一)年にチームがLリーグを撤退。二〇〇〇年に廃部になった。会社側から事実上の解雇通告を受け、別のクラブチームに所属したが、トップのLリーグで戦うために同年末、「ルネサンス」に加わった。
安部さんがアルバイト先にパチンコ店を選んだのは「時給がいいから」。人材派遣会社を通じ、熊本市と近郊の店に働きに行く。月収は十五-十六万円。その中から国民年金や国民健康保険料などを支払う。島田さんは、求人を見て印刷会社に応募した。アルバイトで月の手取りは十万円ほど。「一万円以上するスパイクを買うと、その月は厳しいんですよね」と苦笑する。

実業団時代は午前中に仕事をして午後に練習。週末に試合があれば、月曜日は仕事も休み。収入も安定していた。今の生活は楽ではないが、「好きなサッカーをしながら仕事ができて、ご飯も食べられる。特に困っていることはないし」と、安部さんも島田さんも充実した日々に満足している。

男子のJリーグと異なり、Lリーグはほとんどがアマチュア。十四チーム中、実業団に近い運営をしているのも三分の一に過ぎない。シーズン中は全国各地で毎週末に公式戦があり、「土、日曜日は仕事を休めることが絶対条件。パートの仕事でないと続けられないのが現状」と山形秀晴監督(52)は語る。
鈴与のチームメートは今、全国に散ってサッカーを続けている。「かつての仲間と会うのはうれしいけど、試合で負けると悔しさは二倍です」と、まだ「ルネサンス」で勝利を挙げられない島田さんは闘志を燃やす。

「勝つまではやめられない。勝てばもっと楽しくなるはず」というのが選手たちの共通の思い。六月中旬に始まるシーズンに向け夜間照明の下、飽田南小のグラウンドで練習は続く。

熊本日日新聞社

熊本日日新聞 2004.05.20

5年目の挑戦「悲願の1勝を」 女子サッカーLリーグ ルネサンス熊本FC ただいま49連
敗中 「大型新人」加入で期待

熊本日日新聞 2004.05.20 朝刊

アテネ五輪出場で女子サッカーに注目が集まっているが、熊本市の「ルネサンス熊本FC」は、女性のトップリーグ・Lリーグに所属している。しかし成績は振るわず参戦以来、二引き分けをはさんで四十九連敗中。競走馬「ハルウララ」の百七連敗ほどではないが、勝利の女神に見放されたまま。強力新人を迎え六月に開幕するLリーグで「今季こそは一勝を」と、練習にも熱がこもっている。

Lリーグは男子のJリーグと違い、アマチュア十四チームで構成、ことし十六年目を迎える。
ルネサンスは、二〇〇〇(平成十二)年にリーグ参戦。初戦で十五点差を付けられて大敗を喫した後も負けが続き、〇一年、〇二年のシーズンも一勝も挙げられず終わった。〇二年は、最終順位を決める下位チームのリーグ戦二試合で引き分けたものの、昨年は再び全敗で最下位。

「力の差が大きいのはもちろんだが、九十分間の試合に慣れないこともあり、けが人が多かった」と山形秀晴監督は敗因を分析する。
Lリーグは昨年まで十三チームによる一部制だったが、上位と下位の実力差が大きいことなどから、今年からL1、L2の二部制に変わった。ルネサンスは六チームのL2リーグで十月までのシーズンを戦う。メンバーは中学生から社会人までの二十人。社会人は全員仕事を持ちながら、週三-四回の練習をこなす。
Lリーグに出場するためやって来た県外出身者も七人おり、サッカー好きの情熱がチームを支えている。
今季は下益城郡豊野町出身で、身長一七六センチのフォワード・林田美由紀選手(20)が加入。今月上旬、三重県であった大会では、格上の宝塚バニーズから先制点を奪うなど、一人で四得点を挙げる活躍を見せた。
山形監督は「林田のプレーでチーム全体にリズムが生まれている。選手たちも自信がついたようだ」と、今季に期待する。
宮城県出身の安部友美キャプテン(26)は「去年は『勝てるかもしれない』という試合もあった。相手よりも個人技が上回る場面は少ないので、勝ちたいという気持ちや集中力を切らさずに戦う。今年は結果を出
したい」と意気込む。
開幕戦は六月十三日、埼玉県でAS狭山と。地元では同月二十日、熊本市の水前寺競技場で「湯郷Belle(ゆごうベル)」(岡山県)と対戦する。湯郷戦は正午キックオフ。
(熊本総局・山口尚久)
熊本日日新聞社

朝日新聞 2003.03.15

Lリーグ輝け!女子選手(ダッシュ!熊本サッカー事情)
朝日新聞 2003.03.15 西部地方版

Lリーグをご存じですか。女子サッカーのトップに位置するリーグ「日本女子サッカー」の愛称で、県内からもルネサンス熊本FCが所属する。しかし、リーグの人気は低迷気味だ。女子サッカーの普及を目指そうと、日本サッカー協会や県サッカー協会などが新たな対策を進めている。
ルネサンス熊本は、九州で唯一、Lリーグに加わるクラブチームだ。九州選手権で6連覇するなど好成績を収め、00年に昇格した。だが、Lリーグでは1勝もできず、最下位が続いている。
メンバーは中学生から30代までの21人。週4回、熊本市内の小学校グラウンドで練習を重ねる。山形秀晴監督は「選手層が薄い。企業チームのような援助もなく、いい人材をとることに限界がある」と話す。
Lリーグは89年に発足。所属する10チームすべてが企業チームのときもあったが、不況のあおりで撤退が相次いだ。今では所属する13チームのほとんどが地域のクラブチームで、企業チームは二つだけになった。一試合の観客数は多いときで100人程度という。
今シーズンからルネサンスのキャプテンを務める安部友美さん(25)も不況の影響を受けた一人だ。宮城県出身で、静岡県の企業チームに所属していたが、99年にチームは解散。01年にインターネットでルネサンスを知り、加わった。
「解散はショックだった。今はバイトするのも大変だけど、試合はやっぱりうれしい」と安部さんは話す。
リーグの低迷は、女性のサッカー人口の減少ともつながっているようだ。県サッカー協会によると、昨年、協会の登録者は589人。96年の661人に比べ、年々減っているという。
Lリーグの鈴木保事務局長は「女性が激しいスポーツをすることにまだ抵抗があるのかもしれない。まずは女性のサッカー人口を増やすことから取り組まないといけない」と指摘する。
日本サッカー協会はこのほど、受け皿作りを進めるため、15歳以下の女子サッカーチームを結成した団体や指導者に奨励金を支給する方針を決めた。

また、初心者でも試合に参加しやすいように、ママさんサッカーで交代人数を無制限にするなど、ルールを見直す方向で検討を続けている。
県サッカー協会も、30代以上の女性を対象としたサッカー教室の開催を考えているという。
同協会の北岡長生理事長は「サッカーをする母親が増えれば、子供もする機会が増える。女子サッカーの強化は全体の底上げにつながる」と期待している。

朝日新聞社

朝日新聞 2002.01.26

一丸で初勝利を 女子サッカーのルネサンス熊本FC /熊本
朝日新聞 2002.01.26 西部地方版

国内女子サッカーの頂点に位置する日本女子サッカーリーグ(Lリーグ)10チームの中に、九州で唯一所属するチームが熊本にある。ルネサンス熊本FC(熊本市)だ。企業の支援を受けないクラブチームで、00年の昇格以来いまだに未勝利だが、初勝利を目指し選手たちは今日もひたむきにボールに向かう。

「シュート、ナイス」。午後8時、同市護藤町の飽田南小グラウンド。照明に照らされたフィールドで女性たちが必死にボールを追いかける。ゴールネットを揺らすシュートは、女性とは思えないほどの力強さだ。
創部は83年。飽田南小学校区の女子サッカーチームとして出発したが、経験を積んだ中学・高校生選手を中心にめきめきと力をつけ、85年からは九州選手権を6連覇。00年、九州で初めてLリーグに昇格した。
部員は25人。中学1年生から32歳の大学院生まで様々。週5日、仕事や学校を終えた後、午後7時からの練習に集まってくる。
「みんなサッカーが好きで仕方がないんですね」。ボールを追う選手を見つめながら、山形秀春監督(49)はそう言って笑う。
しかし、現実は厳しい。00年は12戦全敗。01年は13戦全敗。これがLリーグ昇格後の2年間の全戦績だ。
企業チームとは違い、選手それぞれが仕事や学校があるため、練習に全員がそろわない日も多い。グラウンドも借り物。昨季は主力選手の相次ぐ故障も響いた。
「まず1勝。それがチームの目標です」。主将の中村のり恵選手(23)は今季への意気込みを話す。

中村選手にはどうしても忘れられない場面がある。00年10月1日。開幕以来、7試合連続完封負けを喫していたチームが、終了間際、リーグ初得点を挙げた。その瞬間を、中村選手は観客席で見つめた。その年の5月に左ひざじん帯を断裂。リハビリに通う毎日だった。試合は1-9で敗れたが、「本当にうれしくて、もう一度みんなとサッカーをしたいという思いを強くした」。
今季の開幕は7月。
「戦術ではほかのチームに負けない。1勝は見えるところまで来ていると思う」。山形監督は3年目の飛躍を期す。

朝日新聞社

熊本日日新聞 2001.05.09

ルネサンス熊本「初勝利めざす」 20日、水前寺で初戦 第13回日本女子サッカー
リーグ

熊本日日新聞 2001.05.09 朝刊 2S (全632字)

第十三回日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)が十三日に開幕。リーグ参入二年目のルネサンス
熊本FCは、二十日午後一時から熊本市の水前寺競技場に昨年3位の強豪・田崎ペルーレFCを
迎え、開幕戦に挑む。

リーグは、まず10チームを東日本と西日本に分け、ホームアンドアウエー方式で1次リーグを行
う。この後、それぞれ上位3チームが上位、4、5位が下位の決勝リーグを戦って順位を決める。
ルネサンスFCは昨年、1勝もできず最下位に終わった。「力の差を思い知らされた一年」(中村
のり恵主将)をバネに、今季はDFを中心としたチームづくりに専念。埼玉のクラブチームでプレー
していた島田佳由子、安部友美、竹内佐智佳の三選手を迎え、攻守ともに厚みを増した。
四月には米国に遠征。全米チャンピオンチームとの練習試合は0-4で敗れたとはいえ、イレブ
ンの大きな自信になっている。

開幕戦の相手、田崎ペルーレには昨年、0-18、0-17と大敗を喫している。中村主将は「(開
幕から)厳しい戦いとなるが、チームも一年間で成長した。まずは初勝利が目標。競技者としての
プライドを持って勝ちにいきたい」と意欲満々だ。
ルネサンス熊本の1次リーグのホーム試合日程、対戦相手は次の通り(全試合入場無料)。
▽20日 田崎ペルーレFC(13時・水前寺競技場)▽7月15日 伊賀FCくノ一(12時・七城町運
動公園)▽同22日 宝塚バニーズ(12時・阿蘇町農村公園あぴか)▽同29日 スペランツァ高槻
(12時・同)
熊本日日新聞社
PAGETOP